先日初めてドイツの大学での通常講義を受けた。内容は国際関係論。
興味深かったのは授業の終わりに一斉に教室にいた三十人ほどの学生一同が拳で机を叩きだしたことである。まるで拍手でもするかのように机をコツコツ叩く。
早稲田でもその学期の授業の最終日、つまりは講義日程の最終日に教授の締めの挨拶のあとに学生が拍手を送るということは見られた。
しかし、毎回の授業の終わり、さらには拍手ではなく拳で机を叩くというのはどういうことだろうか。
私は当初、それはその講義特有の風習なのかもしれないと思っていたが、後日こんどはジェンダー論についての講義を受けた時もまた、机をコツコツとやるのを目の当たりにした。
何故拍手ではないのか。一体この風習はどのような過程を経て風習となるに至ったのか。今後の調査によって明らかとなるであろう。
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