経理部員から見て、監査法人に勤めるのは大変だなと思った話
監査人というのは、簡単に説明すると、会社と関係のない第三者の視点から、会社内の会計処理などがちゃんと正しく行われているのか確認する人である。彼らの行うその確認を監査という。そして、その監査人が集まっているのが監査法人である。 その会社が、そもそもこういった外部からの監査を受けているのかとか、誰から監査を受けているのか、とかといったことは会社の規模などによって異なる。 さて、私のとある会社の経理部員なのだが、その会社はやはりとある大手監査法人からの監査を受けている。監査の時期になると、監査法人の社員が実際に会社にやって来て、数週間くらい間滞在して、その間に資料を確認したり、その資料の内容について質問をしたりする。 この監査法人の社員の仕事というのが、私の見るかぎり、かなり大変なことだなと思う。 まず、彼らはなかなか帰らない。彼らは当たり前のように2時間くらい残業するし、ときには3時間くらい残業することもある。それが数週間連続で続くのである。 経理部員としては、彼らが帰らないと自分たちも帰れないので、内心早く帰って欲しいと思わなくもないのだが、いかんせん彼らが確認している決算資料なんてのは作る方もだいぶ大変な思いをしてみっちり根詰めて働いてさらに残業をしてつくっているのだから、それを確認する監査だって時間がかかることは容易に想像できる。 さらに、時間がかかるだけでなく、彼らの仕事の内容も、なかなか大変だと思う。これはあくまでも私が感じているだけのことではあるが、彼らの仕事というのは、例えれば、何かありそうなところに穴を掘って、どんどん掘っても特に何も見つからないので、その穴を埋めてまた別のところに穴を掘る、というようなことを延々と繰り返しているようである。 穴を掘って、実際に何かが見つかることもあるので、その作業は決して無駄でないのだが、これをずっと続けるというのは精神的に大変なことなのではないかと思う。もちろん、これは人によって向き不向きがあるだろうから、大丈夫な人には大丈夫なのかもしれない。 彼らがいくらの給料をもらっているのかは知らないし、もしかしたらだいぶ儲かるのかもしれないが、彼らの給与の内の少なからぬ割合は残業代が占めているであろう。 年に数回来られる側の経理部員でも大変なのだから、おそらく年がら年中、人にによっては何社もの監査...