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名詞の性と格にみるドイツ語の難しさについての英語および日本語との比較考察

ドイツ語と同じく西ゲルマン語群に属する言語である英語の知識があればドイツ語も比較的簡単に覚えられる。こんな話を聞いたことのある私は日本の大学での初日、ドイツ語クラスの日本人教授に質問した。すると教授は「ドイツ人にとっては英語は比較的簡単に覚えられる言語だが、逆はわからない」と意地の悪そうな笑みを浮かべながら答えた。私はそんなはずはないと思った。ある言語が他の言語より一方的に難しいという様なことはない、と考えていたからである。しかし、実際にドイツ語を学習し始めてから私はその考えを改めざるを得なくなった。そうして今ではこう思うようになった。 ドイツ語は英語に様々の不要無益な要素を足して複雑にしたような言語である 歴史的には英語とドイツ語はもともと同じ言語であったものが分かれたものである。その過程において英語は様々の要素を簡素化したのに対し、ドイツ語は古い要素を頑なに固持し続けた。つまり、歴史的には英語がドイツ語から様々の複雑な要素を引いた言語である。では具体的に何がドイツ語を英語よりも難しい言語にしているのか。以下はまだまだ勉強の足りない私による拙論であるが、是非ご一読いただきたい。 独語は名詞に女性、男性、中性の三種類がある ドイツ語の名詞には女性、男性、中性の三種類がある。名詞に性別があるのである。以下が例である。der, die, dasというのは冠詞である。詳しくは後述する。 男性名詞:der Stuhl (椅子), der Apfel (林檎), der Brunnen (井戸) 女性名詞:die Katze (猫), die Mütze (帽子), die Sonne (太陽) 中性名詞:das Auto (自動車), das Wasser (水), das Kind (子供) この名詞の性というのは面白いもので、必ずしも生物的な性と一致するとは限らない。例えば上記の例の最後 das Kind はそれが女の子であっても男の子であっても中性である。 名詞の性は基本的に丸暗記 この名詞の性で一番厄介なのはどれがどの性であるかは基本的には丸暗記するしかないという点である。詳しくはこちらのウェブサイト「 名詞の性・数・格 」に載っているが、規則があるものもあるにはある。例えば -tät...

選挙権があるのに投票できないとは何事か

さて、第48回衆議院総選挙である。 日本国の主権者たる日本国民の皆さまは思う存分その選挙権を行使されたことと思う。 かくなる私も日本国民であり、主権者の一員として選挙権を無論有している。が、この度の第48回衆議院総選挙において私は投票することが叶わなかった。というのも、一ヶ月ほど前から私はドイツに留学しているからである。 例え海外にいたとしても日本国民には選挙権がある。しかし問題は、投票するには選挙人名簿に登録されていなければならないという事である。日本在住の場合はその居住地の区市町村の選挙人名簿に登録される。海外にはそれがないので代わりに在外選挙人名簿というのがある。これがなかなか曲者である。詳細は 外務省のウェブサイト に載っているが、まず、これに登録されるには在外公館に出頭し手続きを行う必要がある。さらに申請してから実際に登録されるまでには二か月程度かかる。 そして極めつけは登録資格に「住所を選挙管轄している在外公館の管轄区域内に引き続き3か月以上お住まいの方。」とあることである。 つまり、私は何をどうあがいてもドイツにおいてはこの度の選挙において投票を行うことはできなかった。強いて言えば日本の実家にこの選挙の為に往復15万ほどの飛行機で帰れば理論上は投票できた。が、それは財政的に大変厳しい。 というわけで、第48回衆議院総選挙において私は選挙権を行使できなかった。 誠に遺憾である。