ドイツでもやはり自転車が一番である

2017年11月18日土曜日

ドイツ留学 日報

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道でプップーとクラクションをがなり立てている車を見て、ふと、車両の後ろ側にもクラクションを付けたらさぞ愉快だろうと思った。

そうしてクラクション応酬合戦の場面を想像していると、ある人が片手で自分の自転車を操りながら、もう片方の手をすぐ隣の、誰も乗っていない自転車のハンドル中央部に載せ、自転車に乗りながら自転車を運んでいた。

私はこの様にして自転車を運ぶ人をドイツでもう既に三人ほど見かけた。

さて、この二カ月間ドイツの信号機を観察していて気付いたことがある。

私の経験上知り得る限り日本と米国において信号機は、青から赤になる際は、青黄赤の順にそれぞれが点灯し、赤から青に変わる際は赤から青に直接変わる。

しかしドイツにおいては、青から赤になる際は日本や米国と同じであるが、赤から青になる際に、まず「赤」、次に「赤と黄色」、そして「青」という三段構成をとる。カーレーシングのスタート信号の様である。

それなのに歩行者用信号は点滅を隔てることなくいきなり赤に変わる。

そして道行く車はことごとくマニュアル変速車である。オートマチック車は走っていない。

ドイツ人の友人になぜオートマチック車をドイツ人は乗らないのか尋ねたところ、その人の意見ではマニュアル車の方が「車を感じる」ことができるからであろうと言う。

さらに、ドイツ人とイタリア人は特に車が好きであるらしい。そのうち自動運転車が普及するの点においては、一部の人々が反対運動を起こすだろうと言っていた。どうやら自動車はただ移動する為の道具ではないらしい。

街にはバスと路面電車の路線が張りめぐらされており、公共交通でどこへでも行ける。交通量の多い箇所ではバスと路面電車専用の車線を設けるなど、公共交通がうまく機能するようになっている。

とはいっても、やはり市内の移動には公共交通を使うよりは自転車の方が断然速い。私は最近自転車をドイツ鉄道主催の放置自転車オークションで買った。停留所まで歩いたり、バスを待ったりする時間がない分、大幅に移動時間が短縮された。

やはり自転車は素晴らしい。

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