どうも、料理を趣味として嗜む人と、私の様にただそれを栄養源として見る人の間には「簡単な料理」の認識について大きな隔たりがある様だ。
しかしそんな中、私は遂に追い求めていた真の簡単実用料理を発見した。それが以下の、第一次世界大戦中の塹壕内でのイギリス兵の調理の様子を再現した動画にある「コーンビーフ・ステュー 」である。
以下がそのレシピである
材料:
・ビスケット
・HPソース
・コーンビーフ
・じゃがいも
・人参
・玉ねぎ
つくり方:
1. 野菜を、なるべく早く火が通るように出来るだけ小さく切り刻み、鍋に入れる。
2. コーンビーフと、増粘剤としてビスケットを砕いて鍋に入れる。
3. 水を加える。
4. 鍋を火にかけ、具材に火を通す。
5. 仕上げにHPソースをかける。
おわり
一つ不可解なことがある。動画内では鍋を火にかける前に水を具材と共に鍋に入れた。しかし、鍋を火にかけて具材を調理している場面(2分44秒)で語り手が「And eventually, pouring in some water(そしてやがて水を加える)」と云う。水はもう既に入っているのにも関わらずにである。しかし、語り手の云う事の文脈から考えると、水なしで具材を炒めた後に水を加えるのが正しいともとれる。そこはどうも不明瞭である。
実際につくってみた
材料は、じゃがいも、人参、ネギ、水、コーンビーフを使った。動画のレシピと異なるが、「手に入ったもので何とかする」というのがこの塹壕飯の調理思想であるので問題ないだろう。
近所のスーパー(REWEと呼ばれる)のじゃがいもの最小販売単位が2.5キロであったので、大量のじゃがいもを使用せざるを得なかった。まず野菜を水で煮込み、芯まで火を通す。
野菜に火が通ったら、コーンビーフを入れて混ぜた。動画内において、コーンビーフは火を通し過ぎるとピンクの気持ち悪いものになるとあったので最後に足した次第である。
以下がその完成写真である
見た目は非常に不味いが、味は不味くない。もうかれこれドイツに9ヶ月ほど住んでいる私は大概のものを不味いとは思わなくなった。
コンソメを足して味の改良を図ったのが以下のものである。
コンソメなしでも不味くはないがコンソメを入れた方がより美味しい。見た目は変わらない。
こうして私のクッキングレパートリーにまた一品加わった。
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