味のレビューなんて不可能だろう。どの味が何由来でどの形容詞で表されるべき味であるのか判然としない私には、ホップの苦みがどうの、モルトの香りがどうの、麦芽の風味がどうのとか、そういったものは正直に言うと全く分からない。
これを読んでいる多くの同士諸君もホップ、モルトや麦芽がどの様な味であるか分からないだろう。ことさらそれが醸造された後にはどんな味になるのか何て以ての外だ。ネットにあるレビューだって本当にその著者がそれらの味を的確に認知したうえで評定を下しているのかどうか甚だ疑問である。書いたもの勝ちで適当に味を形容していないとも限らない。
以下に記す私によるビールレビューもその例に漏れず、適当に書いているものである。
0.5L缶37円の「Parlenbacher Pils」
しかしこのビールは他の多くのドイツビールとは違い、悠久の歴史を有しているという訳ではない。このビールはドイツ大手スーパーマーケット「Lidl」の自主企画商品、つまりプライベートブランド。
普通のビールだ。
満面の笑みを浮かべたラベル「Rotohaus Hefeweizen」
かなり濁った黄色のビール。濾過していない白ビールである。あまり苦くない。
暗い色の白ビール「Erdinger Dunkel Weißbier」
このビールにおいてはグラスに注いだ状態の写真は撮らなかった。というのも、ここドイツの慣習に倣い、日差しの強い昼下がりに半裸で芝生に敷いたブランケットに寝ころび日光浴をしながら飲んだからである。
バイエルンのビール「Bayreuther Hell」
その名の通り明るい色のビール。
ケルンのビール「Früh Kölsch」
Hell、Pilsner、そしてKölschは何が違うのかよく分からない。
ゲーテの愛した黒ビール「Köstritzer Schwarzbier」
見ての通りの黒ビールである。かの文豪ゲーテも愛飲したらしい。今まで飲んできたドイツビールの中ではこれが一番うまかった。
続く
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