日商簿記1級の教科書を乗り換えた話

2024年1月29日月曜日

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 日商簿記1級の教科書として、私は当初TAC出版のみんなが欲しかったシリーズの参考書を全6冊揃えた。

 しかし、どうも合わないような気がしていた昨今、ついに今日、新たにCPA会計学院というところが出している、いちばんわかるシリーズの参考書に乗り換えることとした。

 みんなが欲しかったシリーズは日商簿記2級、そしてその前の3級にても使用した参考書であったので、その流れで1級も同じシリーズを購入した。

 そもそもなぜそのシリーズを使いだしたのかといえば、職業訓練学校にて指定だったからである。それ以外の理由はない。

 自身にとって馴染あり、またそれを使っての合格実績もあったみんなが欲しかったシリーズであるが、1級においてはしっくりこなかった。

 参考書というのは試験内容や使用する人の好みによって合う合わないがあるだろうが、私にとっては日商簿記1級ではみんなが欲しかったシリーズよりもいちばんわかるシリーズの方が合っているように感じる。

 みんなが欲しかったシリーズはなるべく噛み砕かれた簡単な文言で、ですます調で記述されている。人によってはとっつきやすい、親しみやすい、などと感じられるかもしれないが、私にとってはあまりにも平易過ぎて逆に読みづらかった。

 ことさら、日商簿記1級ともなると専門性の高い用語や概念が出てくるが、それを簡単な言葉で書かれると逆に分かりづらい。

 また、文中に出てくる、ふむふむ、と言っているだけのイラストなどもなんとなく気に入らない。他の図やイラストも、物によっては邪魔に感じられたりする。

 対して、いちばんわかるシリーズはどちらかというと硬めの文言で、である調で記述されている。これぞ、ザ・参考書、という感じの文体で、私にとっては読みやすく、また、理解しやすい文章であると感じられた。

 とある会計概念の説明なども、みんなが欲しかったシリーズでは端折られていたような部分がしっかり記載されていたりして、端折られてしまうとかえって分かりづらくなるような部分があるのだと気付かされた。

 まあ、人によっては、端折れる部分は端折られた方が覚えることが減って良いというのかもしれないが、私はなるべく端折らず詳細な説明をしてもらえたほうが理解しやすく感じた。

 同志諸君の教科書選びの参考になれば幸いである。



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