しかし一から事業を起こすのは大変だ。良いアイデアも浮かばない。そんな時は、事業を買収すれば良いではないか。
後継者不足の昨今、個人で事業を買って、後継ぎになるというスキームがあります。引継ぐ人のいない事業を買い取って、自身がオーナー経営者としてビジネスを行うのです。
そんなもので、早速、良い事業は売りに出されてないかと検索してみますが、出てくるのはどれもこれも、あまり良いものとはいえないものばかり。
それもそうだ。誰も継ぎたがらないので、それでわざわざ売りに出しているのだから。
しかし、そもそも、然るべき時に然るべき設備投資や、さらにもっと重要な人的投資をしていたら、値札を付けて売りに出すようなことにはならなかったのでは。
つまるところ、ひどい言い方をすれば、美味しいところは前経営者たるオーナーが既に取り去り、骨の髄までしゃぶり尽くされて残ったカスみたいな会社なんて誰が買うのでしょう。
もちろん中には良い案件もあるのかもしれないですが、それを的確に判別するのは至難の業といえますでしょう。
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