ドイツ留学中の私は今、学生寮に住んでいる。
もともとアメリカ軍の施設であったところを改修して学生寮にしたらしく、似た様な建物が6つほど、鉄の柵に囲まれた敷地に建っている。
そしてこれと同じような場所がハイデルベルクの南にはいくつ並んでいる。それら元アメリカ軍施設はどうやら今は誰も使っていないようだ。
ハイデルベルクは学生の数に対して学生寮の数が足りていないらしい。なのであるからそれらを全部学生寮にしてしまえば良さそうなものである。
さて、寮は家具付きである。部屋には机、椅子、そしてベッドが備えてあった。
今回はそのベッドのマットレスについての記事である。
サイズは横90センチ縦200センチの一般的なシングルベッドマットレス。
これがかなりの年代物のようで、薄汚れ黄ばんでいた。そして寝心地が悪い。
いまはやりの低反発なのかどうかわからないが、沈んだところが戻ってこない。
腰のあたりがずっとへっこんだままである。形状記憶マットレスである。困った。
まあ、裏返せばよかろうと裏返してみると、やはり裏面も薄汚れ黄ばんでいる。しかし幸いなことに裏面は平らであった。その上にシーツを被せて寝てみる。
次の日起きてみるとやはり形状記憶されていた。
元来私は布団派である。硬いところで寝るのが好きなのである。去年の記事「花の都大東京大脱出作戦」ならびに「引越しについての反省」で述べたように、床で寝るのは硬すぎるので御免だが、それでも今寝ている形状記憶マットレスよりかはいくらかましかもしれないと考えてしまう。
というのも、現在の形状記憶マットレスも引越しの時にやった寝袋での床寝もあまり寝た気がしないという点では同じであるが、前者と違い後者では寝付きと寝起きのさわやかさという点では問題がなかったからである。
できれば布団を手に入れたいが、ここでは手に入らない。なので何か似た様な形状の薄手のマットレスを手に入れてそれを代わりとしたい。
さあ、この形状記憶マットレス問題は解決するのかどうか。今後の行方が気になる所である。
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