新社会人としてフルで1週間働いた感想

まだ就活生だったとき、とある企業説明会で自分の輝かしい経歴を誇示しがちの人事採用担当が福利厚生の説明のところで言うのだった。「ライフワークバランスなんていいますけど、ライフ・イズ・ワークですからね!」
その目は完全にイっていた。
インターン先の某国内メーカーでは、なんでこんなにこの人たちは自分の会社のことが好きなんだろう、と思わざるを得なかった。
自社製品への愛が強すぎるあまりに、消費者目線になることができず、競合の利点や自社の欠点について盲目になっているというのが感想であった。
とにもかくにも、今までであってきたビジネスマンというものに狂気を感じることはたびたびであった。
しかし、どうだろう一週間フルで働いてみて考えがかわりつつある。
これほどまでにないほどに強く「生きている実感」というものを感じる。
もしかしたら、自分も狂い始めているのかもしれない。しかし、使命を帯びているという感覚があるような気がする。
そしてそれに加え、組織の人間としての帰属意識が心地よい。
一人の力ではとても達成しえない大なる目的を目指す組織の一員であるという実感がある。
なるほど確かに会社は軍隊のようなものなのかもしれない。
もちろん、のめりこみすぎるのも身を滅ぼすとわかっているので、やることはやって定時に上がって、仕事のことは考えないようにしようとする。でもふとしたときに考えてしまう。アイデアが浮かんでくる。
冒頭にも述べたとおり、自社愛が強すぎるのも、消費者目線といった客観的視点に盲目になる危険性がある。しかし、やはりどこかで帰属意識がある。
ゴッドファザーやミッションインポッシブル、007、そしてウルフ・オブ・ウォールストリートの世界に入ったような気がする。
組織への帰属と密かな熱狂。私が求めていたものがここにはある、という気がする。