ドイツ南西部のハイデルベルクより、深夜1時発の列車にゆられること約7時間。朝の8時に私はハンブルク中央駅に到着。そして、歓楽街、レーパーバーンに向かった。
このGroße Freiheit通りを中心に、ビートルズゆかりの場所がいくつかある。路上にはゴミが散乱している。前日の夜は相当賑わったようである。
この通りの入口はBeatles-Platzと呼ばれ、5人のビートルズのシルエットをかたどった作品がある。
夜のGroße Freiheit通りは、この様に賑わっている。
ビートルズがかつて演奏していたKaiserkellerやINDRAでぜひ、ロックを聞きたいと思ったが、その日のKaiserkellerの演目はDJのディスコ音楽で、INDRAにいたっては閉まっていた。残念。
ビートルズがよく利用したという酒場、Gretel & Alfons。店内にはビートルズの写真がいくつか飾られていた。良い雰囲気である。
ビートルズが寝泊まりしていた映画館Bambi Kino。今はもう営業していないようだ。「ここにビートルズが住んでいた 1960」とある。写真にピート・ベストが写っている。
ポールが放火未遂容疑でお世話になった警察署。かっこいいデザインである。
ジョンの有名な写真が撮影されたJäger-Passage。下が現在 (2018年7月) の写真。
Passageというくらいだから、昔は通り抜けができたようだが、今はご覧のように塞がっている。グーグルマップでの表記は「John Lennon, Rock 'n' Roll Doorway」。
そこでもちろん、ジョンと同じポーズで写真を撮った。感動した。
ビートルズの町として知られ、夜には今でも本物のロックンロールが通りに流れるリバプールと比べ、ハンブルクはロックもビートルズも少しだけその面影を残すだけであった。
しかし、いままでロンドン、リバプール、ハンブルクのビートルズゆかりの地をめぐってきたが、その何処にもビートルズがいるようには感じ得なかった。
一番、ビートルズに近い場所は他でもなく、母校のビートルズ軽音サークルの部室、そしてそのサークルでのライブの観客席、そしてステージなのではないかと思った。
そんなことを考えながら、私は一年間のドイツ留学を終え、ここハンブルクから祖国日本へと飛び立った。
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